富士経済が2月にまとめた「カーボンニュートラル(CN)燃料の世界市場を調査」によると、2050年の世界市場はCN燃料が276.8兆円(8.1倍)になると予測。
バイオディーゼルやバイオジェット燃料、e-Fuel(合成燃料)などの液体燃料がけん引。熱量ベースで自動車と航空機用途で5割を占める。船舶用途も急伸する。
また、バイオジェット燃料は51兆2610億円(145.7倍)になると予測。短期的には欧州の需要がけん引。米国や日本などでも徐々に使用が増加するとしている。
各種応用製品の電化、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの普及などに伴い、化石燃料の需要減少が想定されており、燃料市場全体は長期的に縮小する。
非電化製品の継続利用や、電化に伴うコスト負担などへの対応で燃料需要は継続するが、CO2排出量削減が重要視されるため、化石燃料からCN燃料へのシフトが進むとみられる。
CN燃料は、液体、固体、気体に大別され、液体を中心に今後の利用増加が期待される。
液体は、自動車用燃料を中心に今後の大幅な伸びが予想される。
現状はバイオディーゼルとバイオエタノールが市場をけん引。2030年以降、船舶や航空機分野でのCO2排出量の規制強化により、バイオジェット燃料やe-Fuel(FT合成燃料)、バイオメタノール、e-メタノールの需要が増えると予想される。
2050年CN燃料世界市場は8.1倍の276.8兆円に(2026年2月13日の記事から)
関連記事
日 刊
ENEOSが日韓6社でバイオ燃料の協業へ(2024年3月26日の記事から)
ENEOSは3月22日、韓国のバイオエネルギー業者のDSDANSUKや札幌油脂などとの日韓6社で、両国でのバイオ燃料および原料に関する協業検討のための覚書を締結したと発表した。
各社のサプライチェー...
日 刊
ユーグレナ社の国産SAF「サステオ」をブルーインパルスに初給油(2023年10月13日の記事から)
ユーグレナ社は、同社が製造・販売する国産SAF「サステオ」を、航空自衛隊松島基地の第4航空団に所属する第11飛行隊、通称「ブルーインパルス」のT-4中等練習機に給油し、F1日本グランプリ決勝戦での展示...
日 刊
出光など3社で、藻場再生などブルーカーボン活用可能性の検証をスタート(2026年1月29日の記事から)
出光興産は1月21日、東京海上アセットマネジメント(TMAM)、商船三井と3社共同で、藻場再生などを通じたブルーカーボンの活用可能性を検証する取り組みを日本各地で開始した。
この取り組みはネットゼロ...
日 刊
国交省が世界初のSAFによるCO2排出削減を報告(2026年1月15日の記事から)
国土交通省は昨年12月23日、ICAO(国際民間航空機関)のCORSIA(ICAOにおける国際民間航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム)におけるSAF(持続可能な航空燃料)利用に伴うCO...

〒104-0033
東京都中央区新川2-6-8
TEL: 03(3551)9201
FAX: 03(3551)9206