全石連の森洋会長と経営部会の喜多村利秀部会長は8日、緊急記者会見「賃上げ要請文の発出について(石油組合、組合員向け)」を開催。
傘下組合員に向けて、物価上昇分(今年1月に前年比で4.2%上昇)を超える賃上げ等として、ガソリン粗利率20%と、5%以上の賃上げの同時実現を目指した採算販売の重要性を改めて呼びかけた。
特に、1SS1ディーラーの組合員に対しては、採算販売によって収益の向上と経営の安定化に取り組むことを要望した。
経営部会では、ガソリンの粗利益率を従来から、一般小売業並みの20%の確保を強く訴えている。
適正利益の確保なくして、新規の従業員の採用に加え、今いる従業員がより自信と誇りを持って勤務するための、物価上昇分を超える5%以上の賃上げを目指すことは不可能であり、元売や商社、大手の地場特約店にも理解を得たうえで取り組んでいく。