石油連盟は3月3日、シンポジウム「エネルギー大転換時代における石油業界の取り組み~スムーズな移行とエネルギーの安定供給を両立するために~」を日経ホールで開催。
本会場とオンライン配信を合わせておよそ800人が参加した。
主催者あいさつでは、酒井則明・石連広報委員長(出光興産取締役副社長執行役員)が「脱炭素やカーボンニュートラル(CN)への課題解決には、官民学一体になった取り組みが今後ますます重要になってくる」とシンポジウム開催意義を強調した。
第1部のプレゼンテーションでは、奥田真弥石連専務理事が「石油業界のCNに向けた取り組み」を発表。本来の石連の使命が石油の安定供給だったものが、定款の変更により合成燃料をはじめ多彩な新燃料を取り扱い始めたと経緯を説明。「“フュエルプラス”のキャッチフレーズをつくりアピールしており、CN社会の実現に向け、業界がサステナブルなエネルギーの供給に真剣に取り組んでいることを理解してほしい」と訴えた。