まあ、会員以外は来ないでしょうが、一応ご案内しておきます。
COCは、来る2月13日(木)に東京都中央区京橋のAP東京八重洲にて「新年研修会」を開催いたします。3人の講師を招いての研修会と懇親会で、参加費はお1人3万3000円(税込み)です。ご興味のある方は下記までご連絡ください。
●COC本部(愛知県小牧市、名城石油内、担当・荒川)。TEL0568-47-0081、FAX0568-47-0082
メールアドレスmeijyopearl@yahoo.co.jp
先日、付き合いのある系列特約店の方に「新年会においでよ」とお誘いしたら、笑いながらですが「絶対に行かない!」と言われました。
反社組織ではないし、出席者もごく普通の小売経営者や関連業界の方々です。研修会の講師も見識と経験をお持ちの方ばかりです。
仕事に少しでも参考になるならお金を払ってでも行くものだけれど、と考えるのは少数派なのかもしれません。
「参考になるならお金を払う」という言葉は、私が30数年前に出会ったSS店長がおっしゃったものです。彼は後継者でもない1人の雇われ店長でした。
SS月刊誌を自腹で購読していました。「会社で購読しているけれど仕事中は読んでいる暇がないから」と自宅で精読していました。商業系の雑誌も定期購読し、世の中の店舗ビジネス関係の書籍も読んでいて、ガソリン数量や油外の話よりも、コンビニやスーパーの店舗管理や販促をSSに応用することも考えていました。
彼が特別ではなく、フルサービス時代の店長さんには似たような方が少なくありませんでした。
バブル崩壊とIT化の進化にあって経済環境が大きく変化して、SSスタッフの給与がなかなか上がらない状況にあっては、店長も自腹の自己投資は難しい時代かもしれません。
でも、経営者ならゴルフやキャバクラを1回我慢して、COCに来て欲しいなと勝手に考えています。
昨年12月19日と今年1月16日に「日にち指定」で実施された補助金減額ですが、個人客主体のセルフSS経営者から不満の声が聞こえます。とりわけ12月に大変な混乱と出費を強いられたからです。
12月は「ガソリンが5円上がります!」とマスメディアが大々的に「煽り報道」したことと年末という特殊事情も重なって、どこのSSも駆け込み給油で賑わいました。
COCの会員に聞くと、商圏内の安値のセルフSSでは来店客がキャパを超えて道路に渋滞ができる上に怒鳴られるわで、急遽警備会社の助けを呼んだそうです。経営者は言います。
「補助減額は9月から始まっており、緩やかな価格変化だったので“据え置き”なり“値取り”なり自己判断で対応できた。駆け込み特需は店頭の混乱だけでなく運送業者、周辺住民にまで迷惑を掛ける。そして宴が終われば閑古鳥…」
資源エネルギー庁の石油製品価格調査で、補助金減額が始まった9月からの「週別の価格差」を見ると、12月19日以前まではソフトランディングの動きとなっています。それだけに2回の大幅減額による市況変動の大きさが分かります(グラフ)。
側聞するに、石商は1リットル5円を望んでいたとか。額が大きい方がマスコミのアナウンス効果で値上げがしやすいらしいです。事実とすれば、自社の販売価格をエネ庁に決めさせているように映ります。先述のCOCの経営者は言います。
「売価なんて上げようが下げようが自分で決めるもの。役所は妙な介入を止めてほしい」
COC・中央石油販売事業協同組合事務局