出光興産と日本道路は、排ガス中のCO2を固定化した合成炭酸カルシウム「カルカーボⓇ」を配合するアスファルト舗装の実証施工を、国内の一般道路(茨城県鹿嶋市の市道)で、9月に初めて行った。
「カルカーボⓇ」は、ボイラー排ガス中のCO2と、電柱や基礎杭等コンクリート製品製造工場で発生するコンクリートスラッジに含まれるカルシウムを合成するカーボンリサイクル技術で製造する。
舗装材にはおよそ1トンの「カルカーボⓇ」を使用し、約200㎏のCO2を道路に固定化した。
アスファルト舗装材は通常、アスファルト、粗骨材、細骨材およびフィラー(混和剤/微粉末充填剤)を混合して構成される。
フィラーとして使用する粉砕石灰石(天然炭酸カルシウム)の代わりに「カルカーボⓇ」を使用することで、道路へのCO2固定化と廃棄物の有効活用を実現する。
今回は「カルカーボⓇ」の性能検証を目的に、鹿嶋市の市道0201号線(鹿嶋市長栖1879‐37地先)で施工を実施。
老朽化してひび割れや凹凸が見られる一部区間約400㎡のうち、約200㎡を「カルカーボⓇ」を配合したアスファルト舗装材で施工した。
出光と日本道路が「カルカーボⓇ」を配合したアスファルト舗装実証施工(2025年9月18日の記事から)
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