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出光、世界最大規模ベトナムのBP生産工場が商業運転開始(2025年10月30日の記事から)

出光興産は、ベトナム・ザライ省(旧ビンディン省)にバイオマス燃料のブラックペレット(BP)生産工場を建設し、10月8日に商業運転を開始した。
この工場はベトナム初のBP生産工場で、年産12万トンの製造能力を持つ、世界でも最大規模の工場。
石炭を使用している主に日本国内のお客の脱炭素を実現するための代替燃料として、同工場で生産されるBP(商品名=出光グリーンエナジーペレットTM、IGEP)を供給する。
BPは樹木などのバイオマスを加熱処理したエネルギー資源で、燃焼時にCO2を排出するものの、原料の植物が育つ過程でCO2を吸収するため、差し引きをして「カーボンニュートラル」とされている。
IGEPは石炭を使用しているお客の脱炭素ニーズに対応した商品。
出光はベトナムで2020年から小規模なデモプラントを操業してきた。これまで、日本国内約20社の顧客がIGEPを試験利用し、石炭の代替燃料として利用可能との評価を得てきた。

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