経済産業省は7月24日、排出量取引制度小委員会製造業ベンチマーク検討ワーキンググループ(第1回、座長=有村俊秀早稲田大学政治経済学術院教授)を開催。
2026年度から開始する排出量取引制度に関連して、石油精製など多排出産業を中心に業種特性を踏まえたベンチマークによる排出枠の割当の算定式を検討。日本の製油所の特性を踏まえた装置ごとの係数(日本版CWB)を策定する石油精製ベンチマーク(BM)案を示した。
有村座長は、ベンチマークの制定において、成長に資することを前提に、脱炭素へ貢献している制度にしなければならないこと、国内競争における配分の公平性、国際競争上のインパクトへの配慮の3つを考慮していくことが必要と指摘。
現実的には、業種特性を考慮したきめ細やかな配分の必要性を踏まえた制度設計にすることに意欲を示した。
経産省が各製油所にCO2排出枠を算出へ(2025年7月30日の記事から)

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