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出光の宇宙用CIGS太陽電池が初期ミッション達成(2025年10月28日の記事から)

出光興産が開発する宇宙用CIGS(Cu=銅、In=インジウム、Ga=ガリウム、Se=セレンの頭文字からなる化合物半導体)太陽電池が搭載された超小型衛星「BOTAN」が10月10日(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)から放出され、予定されていた初期ミッションを達成。
その一つとして、出光が開発する宇宙用CIGS太陽電池の宇宙実証が行われ、宇宙空間において「BOTAN」へ電力の供給ができていることが確認された。
「BOTAN」は1辺10㎝の立方体サイズ・約1㎏の「キューブサット」と呼ばれる超小型衛星で、千葉工業大学(千葉県習志野市、瀬戸熊修理事長)の学生が「高度技術者育成プログラム」(宇宙産業の基盤を支える高度技術者の育成プログラム)の一環として開発したもの。
従来の大型衛星と比較し低コストで開発と打ち上げが可能なキューブサットは、大学や企業などによる宇宙開発参入の契機の一つとなっている。また、大規模かつ広範な通信や地球観測を可能にするコンステレーション(複数の人工衛星の連携)の手段としても大きく期待されている。

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