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10月のDI「43.9」5ヵ月連続で改善(2025年11月25日の記事から)

帝国データバンクが発表した10月のTDB景気動向調査(全国)によると、景気ディフュージョン・インデックス(DI)は前月比0.5ポイント増の43.9で、5カ月連続で改善した。
国内景気は、新政権への期待などを受けた株高を追い風に、設備投資の高まりやメーカーの生産拡大を含め、幅広い業種で景況感が持ち直す動きが続いた。
業界別では、調査開始以降で景況感が最高となった「農・林・水産」や、「製造」「不動産」など9業界で改善。規模別では「中小企業」「小規模企業」のどちらも改善し、2025年で最高水準となった。
一方で「大企業」は悪化、中小企業との規模間格差はやや縮小。地域別では、10地域中9地域が改善、不動産・建設需要が地域経済を後押しした。
今後の国内景気は、一進一退を繰り返しつつ、緩やかな持ち直し基調をたどると見込まれる。
業界別の景況感企業の声では、燃料小売で「業界的に冬場が活況のため、当面は底堅いと考えている」などが挙がっている。

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