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出光タンカーの風力補助推進装置を環境対応VLCCに世界初搭載(2025年12月10日の記事から)

出光タンカー(出光興産100%出資会社)は12月2日、ジャパン マリンユナイテッド(JMU)有明事業所で2028年および2029年に竣工予定の環境対応VLCC(大型原油タンカー)2隻に搭載する風力補助推進装置「ローターセイル」のメーカーとして、Norsepower Oy Ltd.を採用することを決定した。
VLCCへの搭載は世界初(2025年10月時点)。
ローターセイルは、甲板に取り付けた円柱状のローターを回転させて風を受け、マグヌス効果で生じる揚力を推進力へ変換する装置。高さは35m・直径5mとなり、今後竣工予定の2隻に各2基ずつ搭載予定。
この装置の導入により、風力を活用して燃料消費(重油の1日当たりの使用量を約5~25%削減見込み=Norsepower社調べ)とCO2などの温室効果ガスの排出を抑え、さらに風力利用によるエンジン負荷の軽減とエネルギー効率の向上が期待できる。
同船はNorsepower社製のローターセイルに加え、メタノールおよび重油を燃料とする「二元燃料焚き」、および航行中に主機プロペラ軸の回転を利用して発電する軸発電機を採用した、最新鋭の環境対応VLCC。

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