出光興産とブリヂストンは8日、出光千葉事業所が構内移動車両として運用する超小型EVに、空気充填が要らない「エアフリーコンセプト」を用いた次世代タイヤを装着し、実用化に向けた実証実験を今月から開始することを発表した。
ブリヂストンの「エアフリーコンセプト」は、タイヤ側面の特殊形状スポークにより荷重を支えることで、パンクしないことに加えて、空気圧管理などのタイヤメンテナンスが不要になることを目指す。また、路面に接するゴムの部分をリトレッドできるのみでなく、独自開発した再生可能なスポーク部分の樹脂をリサイクルすることで、資源の効率的な活用とサーキュラーエコノミーの実現に貢献していく。