矢崎エナジーシステム(矢﨑航社長)は、電池式の都市ガス用ガス・CO警報器「YP-778A」を9月1日に発売。これに火災検知機能を追加した住宅用火災(熱式)・ガス・CO警報器「YP-790」を10月21日に発売する。
現在、ガス事業者や利用者から、コードレスでコンパクトなガス警報器のニーズが高まっている。今回発売の電池式の都市ガス用ガス・CO警報器「YP-778A/YP-790」は、コードレスで電源コードの配線が不要なため室内の美観を損ねず、コンセント位置の制約を受けない自由度の高い設置が可能となった。また、災害などによる停電時でも作動する安心・安全な警報器だ。
従来の警報器では、ガスセンサの素子温度を約400℃に維持するために、AC100ボルトの電源が必要だったが、MEMS技術(Micro Electro Mechanical Systems: 微小電気機械システムの略で、微小な電子回路と機械要素を一つのシリコン基板やガラス基板などの上に組み込んだデバイス)によるセンサ構造の改良、小型・超省電力化することで、電池駆動が可能となった。