かどや製油「2017年度決算説明会」を開催（2018年6月4日油脂版主な記事抜粋から）

かどや製油は、5月29日に、東京都目黒区の香港園で「2017年度決算説明会」を開催した。
はじめに、小澤二郎代表取締役社長が決算概要について「売上高は単体で298億円となり、当社始まって以来の数字であった。これは原料が安定していた影響もある。また、値段が高いときに手当てした原料については、前期に大半を消化することができた。家庭用については好調に推移。前期後半から“純正ごま油　濃口”がよく売れた。そのため、“純正ごま油”の販売量が減るのではと思ったが、影響はあまり受けなかった。業務用については出荷が良かったが単価は下がった。輸出は好調に推移し売上が良かった」「今期の営業利益は前期に比べ圧縮されると思うが、前期に近づけるよう最大限努力をしていく」と説明した。
また、昨年11月に子会社化したカタギ食品については「自主独立で経営をしてもらうことを前提に応援していく。連結決算の売上高・306億円には、カタギ食品の数字も入っている。今後はコンピュータシステムを統一し、それが出来上がれば、一緒にデリバリーをしていきたい」と述べた。