国土交通省と資源エネルギー庁は1月31日、「空のカーボンニュートラルシンポジウムvol.3~SAF(持続可能な航空燃料)の導入促進に向けた国内の最新事情~」を、イイノホール&カンファレンスセンターRoomA(YouTubeによるライブ配信あり)で開催。
石油元売、供給、航空の代表者が講演などで登壇。またオンラインを含め業界関係者約1500人が参加した。
開会あいさつで秋田未樹国交省航空局航空ネットワーク部長は、国際航空分野の長期目標などについて説明した上で「国交省はエネ庁と連携して引き続き、官民一体でSAFの導入促進に努めていきたい。このシンポジウムを通じて、脱炭素に対する皆さまの理解が少しでも深まってほしい」と述べた。
基調講演「航空脱炭素化とSAFの役割」では、航空ビジネスは成長産業だが、気候変動問題が課題。期待されるのはSAFの役割であり、課題は価格競争力、価格転嫁と需要へのインパクト、原料バイオマスの確保。普及のために期待される政策支援にはコスト引き下げと原料の確保、経済性確保、基準整備と市場整備、意識改革が挙げられる。航空ビジネスも変革の時であり、技術開発、経済システム変革、国民の意識変革が必要であるとした。
国交省とエネ庁が「空のCNシンポジウム」(2025年2月5日の記事から)

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