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出光が独スタートアップINERATEC社へ出資、小型モジュールで合成燃料を製造(2025年11月18日の記事から)

出光興産は11月7日、出光CVC(Idemitsu Corporate Venture Capital)を通じて、INERATEC GmbH(INERATEC社、本社=ドイツ)に出資した。
同社は、革新的なFT合成(フィッシャー・トロプシュ合成)技術を有し、大規模な設備を必要としない小型モジュールにより合成燃料を製造・販売するスタートアップ企業。
出光は今回の出資を通じ、FT合成と小型モジュールによる合成燃料の製造技術や知見を獲得。これにより、原料供給・製品需要の状況に柔軟に対応できる合成燃料の供給体制の構築を検討する。
出光CVCとは、カーボンニュートラル・循環型社会の実現に貢献するため、「低炭素エネルギー」や「先進マテリアル」分野の「革新的な新技術」に戦略的な投資を行う組織。FT合成とは、一酸化炭素と水素の混合ガスと触媒を用いて、合成燃料を製造する技術。
出光は、合成燃料の一つであるe-メタノールを戦略的に重要な製品として位置付け、早期の社会実装に向けた検討を進めてきた。
INERATEC社は、出光がこれまで検討を進めてきたメタノールを用いた合成燃料の製造プロセスではなく、FT合成の革新的な技術を有している。
一般的なFT合成プラントの場合、大型化に伴い合成燃料を製造する反応器内の温度が不均一になるため、反応効率が低くなる。

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