出光興産および三井化学は12月19日、10月9日付で公表した「千葉地区エチレン装置集約による生産最適化」についてFEEDを進めた結果、以下の通り両社で最終合意した。
FEED(Front-End Engineering & Design)とは、フィージビリティスタディの後に行う基本設計。
プロジェクトにおける課題、リスク、費用などをより詳細に精査し、プラントの基本仕様を決定すること。
両社は、2010年にLLP制度の活用による千葉ケミカル製造有限責任事業組合(CCM)を設立。生産最適化を目的として千葉地区で両社が保有するエチレン装置の運営を行ってきた。
中国を中心とした大型の石油化学装置の新増設が進み、国内におけるエチレン需要が減衰していることから、国内石油化学の事業環境は今後さらに厳しさを増すと予想される。
こうした環境変化に対応するため、両社は、千葉地区でそれぞれが保有するエチレン装置を1基に集約するための検討を進めてきた。
出光が三井化学と千葉地区エチレン装置集約の生産最適化に合意(2025年12月24日の記事から)
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