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ENEOSが大阪ガスと「国内初の国産e‐メタン」の大規模製造へ(2023年8月31日の記事から)

ENEOSと大阪ガスは8月29日に会見を開き、大阪港湾部におけるグリーン水素を活用した国内初となる国産e‐メタンの大規模製造に関する共同検討を開始したと発表した。
ENEOSが調達したグリーン水素と、大阪ガスが近隣の工場などから調達したCO2を原料に、e‐メタンを製造。
2030年から大ガスの都市ガス1%に相当する年間6000万立米(一般家庭約25万戸分)の製造を目指す。
製造拠点は現在、大阪港湾部で適地を検討中。海外で製造したグリーン水素を、効率的な水素の貯蔵・輸送手段の一つであるメチルシクロヘキサン(MCH)に変換して輸送。
大ガスの顧客である三井化学などの工場から排出されたCO2を回収して水素と組み合わせる。
製造したe‐メタンは、大ガスの泉北製造所を通じて、都市ガスのユーザーに供給する計画だ。

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