経済産業省は9月24日、総合資源エネルギー調査会資源・燃料分科会(第42回、会長=小堀秀毅・旭化成会長)を開催。
エネルギー・トランジション期の製油所のあり方について、エネルギー供給構造高度化法の中での生産得率の見直しも含め、官民一体で議論していく方針を示した。
石油連盟の木藤俊一会長は、次世代燃料について自動車分野は、需要の見通しや脱炭素価値に対する消費者理解の進み方など不確定要素が多いと指摘。
バイオ燃料の利用拡大や合成燃料の供給を石油業界だけで決めていくことは困難で、わが国の自動車の将来像や、需要創出に向けた環境整備のあり方・支援の方向性など、自動車業界を含めて広く官民での検討が必要と訴えた。
製油所の得率を見直し、官民一体で議論へ(2024年9月26日の記事から)
関連記事
日 刊
バイオ・合成燃料の需要創出へ欧米、印などと連携へ(2023年6月27日付記事から)
経済産業省は23日、総合資源エネルギー調査会資源・燃料分科会(第38回、会長=隅修三東京海上日動火災保険相談役)を開催。
バイオ燃料と合成燃料を組み合わせた液体燃料の脱炭素化需要を、欧米、インドなど...
日 刊
ENEOSなど4社が北米で船舶メタノール燃料の供給網を構築へ(2025年12月18日の記事から)
ENEOSは12月12日、日本郵船などと4社で、米国ヒューストン近郊において船舶向け燃料のバンカリング・サプライチェーン構築に向けた共同検討を開始したと発表した。
商業規模としては米国初となるShi...
日 刊
出光が国内元売り初の外航船舶向けバイオ混合燃料の供給開始(2025年12月5日の記事から)
出光興産は12月3日、兼松(東京都千代田区、宮部佳也社長)と協業し、国内石油元売りとして初めて(出光調べ=2025年12月)、外航船舶向けに重油とFAME(脂肪酸メチルエステル)を混合したバイオ混合燃...
日 刊
太陽石油が中国支店で「B5軽油」の供給開始(2025年12月3日の記事から)
太陽石油中国支店は先頃、当該エリアにおける脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、同社一部契約運送会社へ、植物由来のバイオディーゼル燃料「B5軽油」の供給を開始した。
B5軽油は、植物由来の廃...

〒104-0033
東京都中央区新川2-6-8
TEL: 03(3551)9201
FAX: 03(3551)9206