日 刊

ENEOS、一般家庭からの廃食油でSAF製造へ(2024年10月18日の記事から)

ENEOSと京都中央信用金庫(京都市下京区、白波瀬誠理事長)、安田産業(京都市伏見区、安田奉春社長)の3社は、10月16日に持続可能な航空燃料(SAF)の原料となる廃食油の回収・活用について連携協定を締結した。
ENEOSがSAF事業関係で金融機関と連携協定を締結するのは今回が初めて。
ENEOSはSAF製造を担当。将来的には現在、建設を進めている同社和歌山製造所(和歌山県有田市)のSAF製造プラント(2027年中に完成予定、年間生産能力40万㎘)でSAFを製造する計画。
京都中央信用金庫は久我支店(京都市伏見区)で、一般家庭からの廃食油の回収を担当し同日から開始。
回収の際には廃棄ペットボトルなどが出ないよう再利用が可能な専用のリターナブル容器(1ℓ入り、100本用意)を使用。
利用客に無償で同ボトルを提供し家庭で廃食油を詰めてもらい同支店窓口に持参してもらう。
安田産業は、回収ルートや廃食油の取り扱いなど同事業の取りまとめを行う。
実際の回収業務は安田産業と提携している植田油脂(大阪府大東市、高橋史年社長)が行う。

新聞購読の申込みはこちら

関連記事

日 刊 ENEOSが中華航空にSAFを供給(2024年9月17日の記事から) ENEOSは9月12日、台湾の中華航空向けに、SAF(持続可能な航空燃料)を成田国際空港で供給すると発表した。 中華航空は、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指している。2023年...

続きを読む

日 刊 ENEOSがJALとSAF供給契約、元売では初めてSAFを輸入(2024年7月18日の記事から) ENEOSは7月12日、日本航空(JAL)と、SAF(持続可能な航空燃料)の売買に関する契約を締結したと発表した。 ENEOSが国内石油元売として初めてSAFを輸入。国内外でSAFの調達を進めている...

続きを読む

日 刊 ENEOSと三菱商事が合成燃料普及へ連携(2024年6月19日の記事から) ENEOSと三菱商事は6月18日、これまで共同で検討を進めているSAF(持続可能な航空燃料)分野に加えて、水素・脱炭素燃料の社会実装に向けた共同検討を行う覚書を締結したと発表した。 CO2フリー水素...

続きを読む

日 刊 JX石油開発が米国の大規模SAF事業に参画(2024年4月11日の記事から) JX石油開発は4月9日、住友商事が米国ルイジアナ州で開発中の大規模SAF(持続可能な航空燃料)・BECCS(バイオ燃料とCO2の回収・貯留)事業に参画するため、コンソーシアム契約を締結したと発表した。...

続きを読む


〒104-0033
東京都中央区新川2-6-8
TEL: 03(3551)9201
FAX: 03(3551)9206