出光興産および三菱商事は23日、クリーンアンモニア運搬船や輸入受入拠点の効率運用に加え、ExxonMobilが米国テキサス州・ベイタウンで推進するクリーン水素・アンモニア製造プロジェクトへの参画、アンモニアの引き取りに関し、共同検討することを合意した。
これにより両社の拠点を連携させ、海外から調達するクリーンアンモニアのサプライチェーン構築の検討を加速する。
このプロジェクトは、製造時に排出される二酸化炭素の約98%を回収することで、カーボンフリーに極めて近い低炭素水素および低炭素アンモニアを製造すること。2025年の最終投資決定、2029年までのクリーン水素(年間約90万トン)およびクリーンアンモニア(年間100万トン以上)の生産開始を目指し、世界最大規模の生産量を見込んでいる。
出光と三菱商事がクリーンアンモニア供給網構築へ共同検討(2024年10月28日の記事から)

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