日 刊

出光、環境対応VLCC2隻の建造を決定(2025年5月28日の記事から)

出光興産と出光タンカーはこのほど、環境対応VLCC(大型原油タンカー)2隻の建造を決定。竣工は2028年および2029年を予定している。
同船は、メタノールおよび重油を燃料として使用できる「二元燃料焚き」となっており、出光タンカー、飯野海運、日本郵船、日本シップヤードの4社コンソーシアムで策定したデザインコンセプトを採用する。
また、二元燃料主機に加え、主機プロペラ軸の回転を利用して発電する軸発電機、VLCCでは世界初(出光タンカー調べ、2025年4月時点)となる風力推進補助装置「ローターセイル」を2本搭載。
これらの仕様により、2025年以降の契約船について国際規制「EEDI(Energy Efficiency Design Index=エネルギー効率設計指標)フェーズ3」が求めるCO2排出量の基準値比30%削減に対して、今回建造する2隻は40%以上の削減を達成する。

新聞購読の申込みはこちら

関連記事

日 刊 「出光カーボンオフセットfuel‐ICOF‐」を東武バスが国内初の本格導入(2025年6月25日の記事から) 出光興産が発売し、東武商事(東京都墨田区、宮崎裕社長)が供給する『出光カーボンオフセットfuel‐ICOF‐』が、東武バスグループの東武バスセントラル(東京都足立区、岩田敏之社長)の路線バス等の燃料と...

続きを読む

日 刊 出光など6者が山形・酒田市「いろは蔵パーク」にカーボンリサイクル製品・技術を導入(2025年4月8日の記事から) 出光興産、いろは蔵パーク、鹿島建設、前田製管、酒井鈴木工業、カーボンリサイクルファンドの6者は3月26日、新たに山形県酒田市に開業する商業施設「いろは蔵パーク」において、カーボンリサイクルの社会実装を...

続きを読む

日 刊 出光が次世代営農型の太陽光発電所を徳島・小松市に建設(2025年3月5日の記事から) 出光興産は、次世代営農型太陽光発電所を徳島県小松島市に建設する。 これは2023年6月に千葉県木更津市に設置した初号機(出力=45kW)に次ぐ2号機として、国内初(同社2025年2月時点調べ)となる...

続きを読む

日 刊 出光が「新エネルギー財団会長賞」を受賞(2025年2月4日の記事から) 出光興産が実証を進める次世代営農型太陽光発電システムが1月30日、令和6年度「新エネ大賞」の「分散型新エネルギー先進モデル部門」において、「新エネルギー財団会長賞」を受賞した。 このシステムは、パー...

続きを読む


〒104-0033
東京都中央区新川2-6-8
TEL: 03(3551)9201
FAX: 03(3551)9206