日本エネルギー経済研究所は10月17日、第451回定例研究報告会「IEEJアウトルック2026~理想と現実の狭間で不確実性が深まるエネルギー転換の課題~」をイイノホールカンファレンスセンター(東京都千代田区)およびオンラインで開催。
2050年までの世界エネルギー需給見通しなどについて報告。オンラインを含めて855人が参加した。
また「第2回エネルギー・環境論文コンテスト」表彰式(入選、佳作各1人)も行われた。
寺澤達也理事長は開会あいさつで、まずエネ研が来年に創立60周年を迎え、7月にはそのイベントを行うことを報告した。
定例研究報告会は2012年から毎年3回(7月、10月、12月)開催。エネ研は2006年から「IEEJアウトルック」を毎年発表しており、こういった公的な発表をしている独立機関は世界では非常に少なく、唯一の存在であると思う。
報告会のメインテーマは、長期のグローバルなエネルギー需給見通しだが、今回は今後のエネルギー需要の中心となっていくインド・ASEANを深掘りして説明。
特にインドは2000年頃の中国とよく似た動きをしており、世界のエネルギー需給にどのような影響を与えるのか。タイムリーなテーマなので、双方向での議論ができれば思うと述べた。