日 刊

経産省、CO2貯留に新規制を整備(2023年12月1日の記事から)

経済産業省は11月28日、カーボンマネジメント小委員会と産業保安基本制度小委員会の合同会議を開き、CCS(CO2の回収・貯留)における保安の考え方を示した。
減衰した油ガス田にCO2を圧入して生産量を増やすEOR・EOG(石油・ガスの増進回収)の類似性にかんがみ、CO2貯留事業は鉱山保安法も踏まえつつ、新たに体系的に保安規制を作る。
他方で、CO2の貯留は、石油などの採掘がなく、CO2が地下にとどまり続けるなどの違いがある。EORなどに比べて、地下構造や状況などを考慮することが必要だ。
CO2の圧入に伴う地下構造の保護へ、必要なリスク・マネジメントの実施や圧入作業への反映などを事業者に要請。運用に際して、外部有識者の知見などを取り入れるプロセスを設ける。

新聞購読の申込みはこちら

関連記事

日 刊 コスモなど3社で「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」実証実験(2024年7月25日の記事から) コスモ石油、積水化学工業、朝日エティックの3社は、フィルム型ペロブスカイト太陽電池をサービスステーション(SS)屋根、および事業所のタンク壁面に設置するための共同実証実験を、コスモ石油中央研究所(埼玉...

続きを読む

日 刊 ENEOSがJALとSAF供給契約、元売では初めてSAFを輸入(2024年7月18日の記事から) ENEOSは7月12日、日本航空(JAL)と、SAF(持続可能な航空燃料)の売買に関する契約を締結したと発表した。 ENEOSが国内石油元売として初めてSAFを輸入。国内外でSAFの調達を進めている...

続きを読む

日 刊 浮体式の洋上風力発電は政府の主導的後押し必要(2024年7月9日の記事から) 経済産業省は7月8日、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(第58回、委員長=隅修三東京海上日動火災保険相談役)を開催。脱炭素電源の現状と課題について議論した。 日本エネルギー経済研究所の寺澤達也...

続きを読む

日 刊 コスモが千葉・勝浦市の16施設に再エネ100%の電力を供給(2024年7月4日の記事から) コスモ石油マーケティングは、千葉県勝浦市(照川由美子市長)の本庁舎および小中学校等16施設に再生可能エネルギー100%の電力(再エネ電力)を、7月1日から供給開始した。 勝浦市は第3次勝浦市地球温暖...

続きを読む


〒104-0033
東京都中央区新川2-6-8
TEL: 03(3551)9201
FAX: 03(3551)9206