日 刊

経産・環境省がGHG排出量削減「2035年60%減」を軸に検討(2024年12月10日の記事から)

経済産業省と環境省はこのほど、産業構造審議会中央環境審議会との合同会議(第6回)を開き、2025年2月にも国連に提出する2035年の温室効果ガス(GHG)排出量削減目標(NDC)に向けて、わが国の方向性を示した。
2030年46%削減(2013年度比)と2050年ネットゼロを堅持した上で、その直線的な経路(2035年60%、2040年73%削減)を軸に検討を進める。
経産省などは、2050年ネットゼロに向けた基本的な考え方・方向性を示した。
2022年度のGHG排出・吸収量は、前年度比2.3%減で、基準としている2013年度と比べると22.9%の減。2013年度と2050年度を直線で結ぶラインに位置する。
エネルギー他消費産業の生産減退も大きな減少要因となっており、排出削減と経済成長の同時実現がカギとなっている。

新聞購読の申込みはこちら

関連記事

日 刊 JAPEXなど出資の田原バイオマス発電所の竣工式(2025年5月29日の記事から) 石油資源開発(JAPEX)や岩谷産業などが出資する田原バイオマス発電所(愛知県田原市)は5月27日、出資会社や行政・地元関係者らを招き、竣工式を開催した。 JAPEXの山下通郎社長は、同発電所がこれ...

続きを読む

日 刊 出光、環境対応VLCC2隻の建造を決定(2025年5月28日の記事から) 出光興産と出光タンカーはこのほど、環境対応VLCC(大型原油タンカー)2隻の建造を決定。竣工は2028年および2029年を予定している。 同船は、メタノールおよび重油を燃料として使用できる「二元燃料...

続きを読む

日 刊 経産省、2028年度下期から「E10ガソリン」先行導入へ(2025年5月26日の記事から) 経済産業省は5月22日、次世代燃料の導入促進に向けた官民による商用化推進ワーキンググループ(第7回)を開き、ガソリンのバイオエタノール導入拡大に向けたアクションプラン案を示した。 2028年度下期を...

続きを読む

日 刊 ENEOSと自動車メーカー5社が万博関係者車両に合成燃料を使用(2025年4月16日の記事から) ENEOSは4月11日、トヨタ自動車など自動車メーカー5社とともに、開催期間中の大阪・関西万博における来賓・関係者向け車両の会場内運行において、合成燃料を混合した燃料を使用した乗用車を提供すると発表し...

続きを読む


〒104-0033
東京都中央区新川2-6-8
TEL: 03(3551)9201
FAX: 03(3551)9206