日本エネルギー経済研究所は7月3日、創立60周年記念イベント「2050年までの日本のエネルギーシナリオ」を、経団連会館・経団連ホール(東京都千代田区)およびオンラインによるハイブリッドで開催。
前半は「最適化モデルによる2050年までのシナリオ分析」のほか、トピック1「システムコストの低減に向けた電力システムの検討」、同2「重要鉱物の供給障害による経済影響」について講演。
後半はパネル討論に続き、60周年記念出版「大転換期の国際エネルギー秩序」も紹介した。
寺澤達也理事長は開会のあいさつで、エネ研では60周年を記念して、2050年に向けた日本の長期のエネルギーシナリオを策定。
毎年、グローバルな長期のエネルギーシナリオを作っているが、日本だけのものは15年以来となる。
最近ではバックキャスト型という、ネットゼロを出発点に逆算で作るアウトルックが主流になっているが、今回はコスト最適化モデルという指標で長期の需給を示すことで、別の視点で提示できると思う。
特にコストが意識されている状況において、この最適化分析はより現実的な政策策定や企業の戦略策定に参考になる面もある。併せて、個別の分析ではまず、再エネが広がると出力変動の問題が大きくなる。
これに対応するための統合コストも含めた電力システム全体としてのコストを分析。できるだけシステム全体のコストを抑制する、電力システムのあり方についても提示する。等と述べた。
エネ研・創立60周年記念イベント「2050年までの日本のエネルギーシナリオ」(2026年7月8日の記事から)
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