経済産業省は5月22日、次世代燃料の導入促進に向けた官民による商用化推進ワーキンググループ(第7回)を開き、ガソリンのバイオエタノール導入拡大に向けたアクションプラン案を示した。
2028年度下期を目途に、一部地域で最大濃度10%のエタノール混合低炭素ガソリン(E10)を先行導入。
本格導入に向けた課題を洗い出し、対応車両の普及状況も考慮、供給規模の早期拡大を目指す。
2030年度から最大E10相当の供給を拡大。2030年代にE20対応車の新車販売比率を100%。2040年度から最大E20相当の供給を開始する。
SSや輸送側は、2028年下期にE10相当の低炭素ガソリンを小規模・先行的(出荷基地から50㎞圏内の50SSを想定)に供給に向けて、海外の導入例を参考に、バイオガソリンの取り扱いに係るガイドライン(2026年に取り扱い、2027年に設備)を策定。
関係法令は改正の必要を精査し、必要に応じて対応する。
経産省、2028年度下期から「E10ガソリン」先行導入へ(2025年5月26日の記事から)

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